歯医者から考える税理士顧問業務



本日は、前回の虫歯治療から詰め物の装着のため歯医者へ。
前回型を取っていただいた先生と、それを詰める先生は違うんかい!

というように、毎回のように担当の先生が変わるところに、税理士顧問業務においてのお客様の不満に通ずるところがあると思いました。

コロコロ担当が変わると不安

以前も書いたかもしれませんが、ダイヤモンド社の雑誌で税理士が特集された時の不満の中に

  • 担当者がしょっちゅう変わる
  • 契約した時しか税理士に会えない(後は担当者にしか会えない)

というものがありました。
会社と税理士事務所の付き合いが長いほど、税理士を変えるのは一苦労というところがあります。

今までの会社の履歴を知っているし、また新たな事務所に、始めから会社の内容をすべて話すのが億劫だったり。
(担当者が変わっても、始めから話す必要がある場合がほとんどなんですけどね…)
今回、歯医者で私も同じような経験をして、ようやくわかった気がします。

歯医者も今はコンビニを超えるぐらいと言われるように数がありますが、私もそこの歯医者に通って5年ぐらいたちます。
そうすると、すぐに歯医者を変更するにも面倒だなぁと思ってしまいます。
それでも小さな不満はちょこちょこあります。(診察室の中に通されてからイスに座って20分待たされたりなど)

きっと税理士の担当者変更や日々においてもこうした事なのだろうと。

それが担当者の退職や税理士が2代目に代わる時に今までのうっぷんが一気に爆発してしまうのかなと。
特にこれからの時代として、税理士が高齢になり、代替わりも増えるでしょうからそこでまたひと波来るのかななんて思います。

今は業界的に税理士事務所が他の先生に事務所のお客さんや事務所設備自体売却するような事務所の事業承継がブームみたいです。

 

税理士はこの担当者問題にどう対応すべきなのか?

べき論ではないですが、担当者が変わるリスクを考えるのであれば対応はこの2つかなと思っています。

  1. 一つのお客様に対し、一人の担当者制ではなく複数人のグループ担当制で取り組む
  2. 税理士が一人で全ての業務を行う。もしくはお客様との接点は税理士のみにする

 

1.一つの案件に対し、一人の担当者制ではなくグループ担当で取り組む

本来から言えば、資格を持たない担当者が(建前上は置いといて)ほとんどの業務を行えてしまうというのがおかしいところ。
しかし、それが横行しているのが小さな税理士事務所の現状でしょう。
(そんな事はまずできないと、司法書士や弁護士の方から言われた事があります…。)

その結果、担当者への依存度が高くなり、担当者が退職する時になって所長税理士が焦って出てきても「時すでに遅し」という状態になると。
そして結局は顧問契約の解除になるというパターン。

であれば、一人が抜けても大丈夫なように3人ぐらいのグループ制にして対応すると。
そうすれば担当者が複数人いるのでお客様の不満は解消できるでしょう。

…といのは税理士事務所側の言い分でして。
実際のところ私もグループ制をやらされた事はあります。

ただですね、実際グループ制にすると、その分自分の担当のお客様の数も単純に倍になったりして、負担はかなり重かった記憶があります。
一人で担当の時は自分の業務さえ終わればよかったのですが、グループ制となるとそうもいかず。

特に大きな会社の業務であれば複数人でやっても良いでしょうが、売上高数千万円~5億未満であれば複数人で担当するよりも自分のペースで仕事を並列で進める方が相当楽でした。

お客様からすれば「担当者」なのですから、内容を把握していないと怒られるのは言うまでもありません。

自分のグループ制でもう一つ辛かったのは、効率化を目指す自分と残業してマンパワーで仕事をこなそうとする上司。
というように、仕事の仕方に関してタイプに違いがあると、自分も終電に乗るような働き方になってしまうところです…。これは結構不幸でした。

2.税理士が一人で全ての業務を行うもしくはお客様との接点は税理士のみにする

もう一つの考えられる方法がこちら。

仮に顧問契約が解除となったとしても、お客様との接点が税理士本人としかないならば、解除の責任は税理士のサービスに不満があったからだと言い切れます。

不満も税理士に直接言われます。担当者がお客様から税理士の不満を言われるのも辛いところですから…。
この答えに正解はないのですが、お客様としては担当者が変わることもなくて安心できるというのがメリットでしょう。

一方で、お客様によっては複数人の方がノウハウもあるので安心できるという人もいますが、それも一概には言えないでしょう。
税理士が横でつながってお互いに知識を共有していたりもしますし。

これからの時代を考えますと、このような「ひとり税理士」も増えてますからこちらの方向性も間違いではないでしょう。

私は下記の井ノ上陽一先生の本で、ひとり税理士を目指すようになりました。(後にご本人にサインもいただいた家宝です)

 

まとめ

歯の治療からやや大げさな話になってしまいました(笑)
ですが、やはり自ら同じような事を経験しないと分からないものですね。

最近このような顧客満足の観点からも、よく考えないといけないなと私も感じています。
人によって価値観は違います。

  • ひたすら売上を上げたい
  • 事務所を大きくしたい
  • 立派な人を育てたい

とか。

たとえば独立したとしても、他の事務所のやり方を必ずしも真似する必要はないでしょう。
自分は自分の価値観に合う事務所作りができればと思っています。
【高橋輝雄のSNSアカウント】
Twitter https://twitter.com/teruozeimu

==============================>
【編集後記】
この暑さは本当なのかというぐらい暑いですね。
でも夏生まれとしては、寒いよりは暑い方が元気です。

ここから更に気合入れて毎日頑張るぞ( `ー´)ノ!

【一日一新】
・草加のインドカレー屋 フルバリ
ホームページに「20011年10月に移転」という文言があり、
ツボりました。未来過ぎ!(笑)

味は美味しくて満足でした。

<==============================

【無料メールマガジンのお知らせ】

「知らなきゃ損」を「知って得する」 に。本当にお金を残すための情報をお届け!

税理士・FPの高橋輝雄による無料メールマガジンは下記から登録をお願いします。

高橋輝雄がお届けするメールマガジン

ABOUTこの記事をかいた人

税理士・FP・元SE。アフェリエイトなどのネットマネタイズも日々研究し、HP・ブログ運営も自らの手で行っている。 また、「税務のことをいかに一般の人に分かりやすく伝えるか?」という事を大事にしている。 個人事業主と中小企業の顧問や税務調査立会に定評がある。情に厚く大変涙もろい。