早いもので、今日で9月も終わりです。
会社様によってはそろそろ「年末調整」の話も出ているのでは?
今日はそんなところから。
源泉徴収票のサイズが変わった
毎年会社では年末調整をして源泉徴収票が渡されますよね?
既に今年(平成28年)になってから、会社を退社された方はご存知でしょうが、
源泉徴収票のサイズが変わりました。
従来はA4用紙の4分の1サイズである「A6」だったものが
A4用紙の半分である「A5」というサイズに。
昨年のブームより声が小さくなりましたが、
「マイナンバー」を記載するためですね。
社員さんの分は全て集められましたでしょうか?
年末調整前にバタバタ集めると間に合わない可能性がありますよ!
なお、社員さんたちにお渡しする源泉徴収票などには
マイナンバーを記載する必要はありませんからね!
税務署などに提出する際に必要となります。
該当するものの一覧を下記に記載しておきます。
・給与所得の源泉徴収票
・退職所得の源泉徴収票
・公的年金等の源泉徴収票
・配当等とみなす金額に関する支払通知書
・オープン型証券投資信託収益の分配の支払通知書
・上場株式配当等の支払に関する通知書
・特定口座年間取引報告書
・未成年者口座年間取引報告書
・特定割引債の償還金の支払通知書出典:国税庁
結構、皆様のマイナンバーの扱いが軽く、
時にはメールで送ってきてしまう事もあり、とても焦る時があります。
今年から紙のコストも2倍になる?
という事で、源泉徴収票の大きさが2倍になりました。
だから何?
という話かもしれませんが、考えていて思ったのが
年末調整作業から1月末に出す法定調書への影響。
弊社で年末調整と法定調書関係を委任しているお客様は全て電子申告のため
影響はないのですが、全て会社内で紙媒体で運用している場合。
今まではA4一枚に
受給者交付用・税務署交付用・市町村用・市町村用

と収まっていたのですが、サイズが2倍になったため
社員一人につきA4用紙2枚使う事に!

単純に使用する用紙が2倍になる可能性があります。
印刷の時間や印刷されたもののカッティングや保管を考えると恐ろしいかもしれません…。
ですので、これを機に早めに電子での提出に切り替える事をおススメ致します。
まとめ
「いつかやる」のいつかはなかなか来ませんし、やらなかった影響は直ぐに出ます。
特に経理作業(源泉徴収票などは総務部かもしれませんが)と電子関係は相性が良いので、
これを機に新しい流れに合わせて改革を進めてはいかがでしょうか?
私は紙の裁断作業が大変下手なため、電子になって本当に楽になりました。
年末調整に向けて早めに導入を検討されてはいかがかなと思います。
「高橋輝雄税務会計事務所」では税務を始めとして、幅広く皆様の相談をお待ちしております。
【編集後記】
今日はよく晴れそうです。
自転車で軽快に出社したいと思います!
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