紹介により得た仕事の難しさ・面倒くささを知る

こんにちは!中央区茅場町の税理士 高橋輝雄(@teruozeimu)です。
私の事務所でも顧問契約の解除が発生してしまいました。正確に言えば、こちらから顧問契約の解除をお願いしたのですが…。
今日はそんなところから得たお話です。
紹介されたお客様のデメリット
独立当初に紹介していただいたお客様。
紹介していただいた方の顔を立てなければという思いもありますし、生活的にも顧問契約をいただけるのは本当にありがたい。
ですが、紹介された方からすれば「税理士」というだけしか私の事を知らないのです。私のサービスが気に入ったというよりも、近くの人に聞いたら紹介してくれたという程度でしょう。
そこが一番のデメリットとなります。
いざ業務を開始すると
- メールをあまり使えない
- 基本アナログが好き
これだけでも、自分のやり方が幾つか制限されます。
また、ビジネスに対する考え方なども異なったりします。
こちらは今回の件では関係ありませんが、
- 脱税寄りの思考
- 税理士は単なる代書屋という考え方
- 全て丸投げ
- 反社会的勢力
などというような事もあります。場合によっては税理士資格のはく奪問題さえ関係してきます。
先日、友人の税理士から聞いた話ですが、紹介で受けたクライアントが申告直前になって
重加算税を受けているのを隠していた
と言っていました。
[aside type=”normal”]重加算税とはペナルティ扱いの税金であり、主に脱税をしていたのを税務署から指摘された場合にかかります。税率は本来の税額の30%割増しと、かなりの威力になります。[/aside]そういった重要な事を隠されていると、いくらクライアントであっても信頼関係が築けない可能性があります。というか決算になって分かるというパターンは初めてお聞きしました。
やはり税理士のサービスも人と人という言葉に尽きると思っています。自分の信条である「三方よし」から外れる会社とは今後もお付き合いはしないでしょうね。
自分を選んでいただいた人と契約するようにする
以前と先輩税理士さんもおっしゃっていました。
“紹介されたとしてもすぐに仕事を受けるのではなく、まずは自分のホームページを見てもらい、納得してもらえたら契約する”
“ホームページで、ある程度問い合わせ前にお客様となる方を選別する”
これは確かにそうだと思いました。
やはり、現に信頼関係があり、良い関係だなと思うクライアントの皆様は、あらかじめホームページが起点になっているのがほとんどです。
そうしますと、自分の仕事のスタンスや考え方を分かってくれているので楽です。自分のやり方に合わない方は自ずと連絡もしてきません。この世のすべての人と波長が合う事はないのです。
ただ、この流れは税理士だけでなく全体的に広がってきているかなと思っています。「あなただから買いたい・あなたから買いたい」というような状態、つまり属人的な感じが。
私もホームページからの問い合わせを中心にしようと、ある時から税理士事務所の電話番号を載せるのもやめました。けっこう自分の開業している埼玉県草加市では数少ない電話番号を載せない税理士事務所ではないかなと思います。
それでも「草加 税理士」で検索するとかなり上位にきます。
友人や顧客からお客さま(候補)を新たに紹介された場合、何となくで契約してしまいますと、お互いに求めていたものと異なり、ミスマッチが生じやすいのです。必ず一度ホームページを見てから連絡していただくなどのワンクッションを挟むのが無難でしょう。
まとめ
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独立して最初からガチガチに固め過ぎてお客様が来ない。このままでは生活ができないというようであればそれは本末転倒かもしれません。
独立当初は喉から手が出るほど欲しい顧問契約だから、多少自分の考えと違っていても契約してしまったという事もあるでしょう。
しかし、その判断がボディブローのように徐々に効いてきます。
特にサービスの価格設定で、「独立したてだから安い料金」という値引きだけはしないに限ります。キレイごとだけでは生活できませんが、私の実体験を反面教師にしていただければと思います。
お客様にとっては独立したてだろうが、その道10年だろうがプロはプロですからね!
高橋輝雄税務会計事務所では様々なご相談にのっております。
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【編集後記】
時には気分転換をと思い、ナビの最短距離を無視して知らない道で帰ってみました。
やはり、人間は日々がマンネリ化しないように新しいものを経験するようにしないとですね。
一日一新の大切さを感じます。
【一日一新】
・契約の解除及び資料の返還
・電子書籍販売
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