こんにちは!茅場町の税理士高橋輝雄です。
気がつけばドンドン上がっているのは税金だけではなく。
社会保険料も今や見逃せないほど負担が大きくなっていますね。
そして、2023年は10月から消費税のインボイス制度も始まるというさなかで、社会保険の方もまた改定=値上げとなっております。
今年も健康保険(協会けんぽ)が値上げ
社会保険や給与に携わっている方ならご存知の方も多いでしょうが
協会けんぽが新料率に変わります。
改定後の保険料率は、2023年3月分(4月納付分)より適用されます。
けんぽ組合は東京だと下記のように改定されました。
- 健康保険:9.81%→10%
- 介護保険:1.64%→1.82%
医療費の伸びが賃金の伸びを上回る赤字構造が継続しているとの事。
※協会けんぽ東京支部資料より
その理由としては「コロナによる医療費の増加」などの記載もありますが、正直なところそれはもう関係なく、日本の人口構造上そうならざるを得ないのではないか?
と個人的には考えます^^;
また、個人事業者さんも2023年から国民健康保険料の上限額が2万円引き上げだそうで。
2021年度にも3万円上限を引き上げられていただけに、弊所でも確定申告のお客様で最高保険料率の方がいらっしゃいますが、これまたさらに増額ですね…。
年間100万円超えの保険料。モチロン受けられるサービスは一緒。
というかそういう方の方が医療費控除も該当しないことも多いです。
兎にも角にこの2年で、最高料率の方個人事業主さんは5万円も社会保険の金額が上がっているという事になります。
自分たちのお金を残すためには工夫しなければならない時代
私の親世代が現役の頃は経済も給料も右肩上がりであり、社会保険や所得税も今より低く年金の金額も多いです。
私は好景気だ~という経験はしていないのですが、バブルの頃はめちゃくちゃ楽しかったとか。
勤務時代の所長がラーメンのために飛行機で博多に行ったとかも言ってました(笑)
ともかく、現在は日本で暮らしていく難易度は確実に上がっているのではないかと思ってしまいます(・_・;)
実際に下記のような記事もありました。
「実質手取りは24年前より年84万円減」
プレジデント・オンライン
https://president.jp/articles/
とはいえコレが現在の日本の実情であり、それに不平不満を言っているだけでは飲み屋のグチと変わらず何も変わりません。
この現実を突きつけられてどう自分たちは動いていかなければならないのか?です。
自己防衛が必要な時代でもある
今の日本を生き抜いていくためには
「いかにしてこういった現実を見た上で節税や社会保険の削減(語弊があるので自粛)抑えるか」
を考えるかだと思います。
例えば今回の件に関して言えば、役員報酬をどのぐらいの金額に設定するか?
とか、それ以外で会社から資金を抜くための方法(スキーム)を模索する。
もしくはより大きく考えて個人事業主・法人という事業を行う母体自体の組み合わせを今後は工夫していくべきかなどなど…etc。
具体的な内容は書くとまた長くなりますが、能動的に考えていかないとですね。
現状でお悩みの方はぜひとも一度高橋輝雄までご相談下さいませ^^