確定申告で医療費控除を受けて、薬代を取り戻すべし!



昨日は医療費控除の事を書くつもりで年末調整の事を書いてしまいました。

水島新司先生が、ドカベンを連載中、岩鬼を三振にさせようとしたら
漫画の中でホームランを打ってしまったという話を思い出しました(笑)

今日こそは力を入れて医療費控除の事を書きたいと思います。

 

医療費控除は確定申告しないといけない

当たり前のようで当たり前ではないですが、そもそも医療費控除は年末調整ではできません

 

笑い話で、年末調整の保険料控除などと一緒に、医療費控除をして欲しいと
医療費の明細を会社の総務部に持って来た社員がいるとか。
総務部の人も困惑しますよね。

また、金額の計算上、所得が低いと異なることがありますが、
通常であれば医療費の金額が10万円以上ないと医療費控除は受けられません

 

そもそもの計算式で

医療費の額▲10万円=医療費控除の金額

と決まっています。
なので、10万円を超えないと医療費控除が受けられないのです。

なお、医療費の額から保険会社などから出た

補てん金も医療費の額から引く

ことを忘れずに!

意外に引き忘れていらっしゃるのを聞きます。

 

医療費控除の金額が戻る訳ではない

昨日の記事でも書いたように、医療費控除などの「所得控除」は
所得から引くものであって、税金を直接引く「税額控除」ではないのです。

年末調整の控除額が、戻ってくるお金とイコールではないという話


ニュアンスをつかめるような簡単な計算例を出してみます。
(税率は分かりやすくするため適当です)

【所得控除】
所得100=課税所得100×税率20%=所得税20
所得100▲所得控除20=課税所得80×税率20%=所得税16

実際には源泉所得税があるでしょうから、所得税4(20-16)が戻ってくる。

【税額控除】
所得100=課税所得100×税率20%=所得税20
所得100=課税所得100×税率20%=所得税20▲税額控除20=所得税0

こちらの場合だと、所得税20が戻ってくる。

つまり、同じ金額ならば、税額控除の方が戻る金額は大きいのです。

といっても使えるのは住宅ローン控除ぐらいしかないのですが。
外国の株式をお持ちの方は外国税額控除が使える場合もあります。

 

医療費控除できる医療費は幅広い

医療費控除って手術や医者に行ったときしか使えないという認識がありませんか?

しかし、市販薬なども対象になります。
ですので、医療費控除の対象はかなり広いと言えます。

イメージとしては、

人間の体の悪い状態をニュートラルに戻す

という薬は対象になります。

逆にニュートラルな状態を更に良くする、又は予防するものは対象にはなりません。

代表例は栄養ドリンクやサプリメントですね。後はインフルエンザの予防接種。
健康診断や人間ドックは、原則はダメ。
受けた結果、重大な疾病が見つかって、その治療を行う場合には対象になります。

なお、来年平成29年から医療費控除の一部が変わります。
今までの10万円いかなくても受けられる可能性があります。

そちらにつきましては公式ホームページの下記の記事に
まとめておりますので、ご参考下さい。

「ロキソニンで医療費控除!?スイッチOTC薬とは?」
http://www.teruozeimu.com/14755550928047

 

 

まとめ

来年のスイッチOTC薬による医療費控除も始まることですし、
今年の確定申告(平成29年提出)から医療費控除に挑戦されてはいかがでしょうか?

「確定申告」と用語を聞いてしまいますとハードルが高そうですが、
確定申告は一度経験してしまえば本当に簡単です。

私もこの業界に入る前のサラリーマン時代でも医療費控除はしていました。
大正漢方胃腸薬はビタミン剤のように飲んでましたので(笑)
薬を使わない方が良いのはもっともですが、医療費がかかった場合には是非ご検討下さい。

 

「高橋輝雄税務会計事務所」では税務の相談を始めとして、幅広く皆様の相談をお待ちしております。

==============================>
【編集後記】
本日は三越前の方へ。
少し訪れなかった間に、いくつも工事していた場所が完成していて驚きます。
COREDO室町の神社の方も豪華になってました。

しかし、神田の方はずっと工事している気も。
工事現場なのにカレーの良い匂いが漂ってました。
自分がお腹空いていただけかもしれませんが(笑)
【一日一新】
・通ったことのない階段から地上に出てみる(そして迷子 笑)
<==============================

【無料メールマガジンのお知らせ】

「知らなきゃ損」を「知って得する」 に。本当にお金を残すための情報をお届け!

税理士・FPの高橋輝雄による無料メールマガジンは下記から登録をお願いします。

高橋輝雄がお届けするメールマガジン

ABOUTこの記事をかいた人

税理士・FP・元SE。アフェリエイトなどのネットマネタイズも日々研究し、HP・ブログ運営も自らの手で行っている。 また、「税務のことをいかに一般の人に分かりやすく伝えるか?」という事を大事にしている。 個人事業主と中小企業の顧問や税務調査立会に定評がある。情に厚く大変涙もろい。