こんにちは。東京都中央区日本橋茅場町の税理士 高橋輝雄(@teruozeimu)です。
今年も、今日(3月15日)でようやく確定申告が終わりました。
例年3月になると「前もって準備していれば良かった~」というような言葉が飛び交っています。
という事で税理士側から納税者が確定申告でこれらは覚えておいて損はないと思う事を列挙していきたいと思います。
目次
医療費控除は確定申告期限に関係なくいつ申告しても大丈夫
あくまで、過去5年間という期限はあるものの、医療費控除の申告の相談は確定申告期間中も多いです。
ですが、医療費控除は確定申告期間に関係なかったり(1月1日から申告できます)します。税務署や税理士も余裕のある、確定申告期間(2/16~3/15)以外で相談する方が、対応も優しいというのは確かでしょう。
確定申告が3月15日で終了したとしても、医療費控除はできますので、あきらめずに今からでも昨年の医療費をかき集めましょう!
確定申告する時に青色申告しようとしても無理
確定申告期間になって、
「今年は利益も出ていたので、青色申告がおトクらしいから青色で確定申告しようと思います」
という相談も多かったです。
しかし、青色申告をするという承認申請書を提出しているかどうか?を聞きますと、提出していないというパターンが多かったです。
遅くとも青色申告をしようとする年の3/15までに提出しないと青色申告できませんので注意しましょう。
申請書のPDFも下記に置いておきます。
こちらを記入して税務署に提出すれば大丈夫です。
経費の領収書が全く残ってない
いわゆる確定申告を完全になめているタイプです(笑)確定申告の経費は、何となく数字を入れれば良いというものではありません。
こういう方は、一度税務署に怒られた方が良いのかもしませんが、とにかく、年初から経費に関係する書類は段ボールでも用意して、そこに貯めておくべきです。
なお、全く整理も何もされてない状態では、例え税理士に確定申告を依頼するとしても割高になるか、嫌な顔をされる可能性があります。
できれば資料を月ごとにまとめるぐらいは行うのが良いでしょう。自分で集計してあれば、税理士に頼むにしてもコストも抑えられて一石二鳥ですからね。
確定申告の直前で必要な添付書類がない
これも毎年のように出会いますね~。
- 年金の源泉徴収票
- バイトの源泉徴収票
- 生命保険の控除証明書
- 住宅ローン控除の残高証明書
- その他etc…
直前になって再発行しても一週間ほどは届くのにかかる余裕をみておかないと危険です。
確定申告は腰の重い作業かもしれませんが、嫌な事は早めに取り掛かるという事がやはり大事ではないでしょうか?作業には入らなくてもせめて必要書類があるかどうかの確認はしましょう。
そもそも利用環境が整っていなかった
俺はマイナンバーカードがあるからe-Taxで自宅で余裕で電子申告なんだぜぇ~。
カ、カードが読み込めねぇ~!!!
カードリーダーって何だぁ~!!!!
操作が分からねぇぇぇぇぇぇ!!!!!シクシク 〇| ̄|_
という事で、確定申告会場にいらしていた方もいました(笑)
特に初めて電子申告を行う時は、早めに取り掛かるという事が重要ですね。私も独立後から税務申告のソフトが変わったため、今年も新発見な事が多く。
昨年も同じようにできていたらもっと時間短縮できていたのに…。と思う事も多々ありました。
特にe-Taxはまだまだ一般の方が行うにはハードルが高めな気もしています。
あっ、確定申告期限近くになって、そもそもマイナンバーカードとマイナンバーの通知カードを混同している方も多く見られました。結構ギリギリでマイナンバーカードを発行するのも危険です。
まとめ
ほとんどに共通して言えるのは、
早めによく確認していたら分かる(分かった)ことでは?
という事です。
何事も余裕がないとうまく進められません。
期限近くに色々と行うと、ミスも増えるのではないでしょうか?
私も作業は、常に余裕をもって行うようにしています。
来年こそ余裕を持って確定申告が終わりますように(-人-)
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【編集後記】
春に近づきつつあると思いきや、冬のような寒さ。
今日は中学校が卒業式だったようで、お客様の資料返却に回っていましたが、
卒業生と親御さんたちの組み合わせを至るところで見ました。
今日の体育館での卒業式は寒かったでしょうね~(-_-;)
【昨日の一日一新】
・日経ビジネスAssocie(思考整理術ということで衝動買い)
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